感想 乱暴と待機
詳しい話は後だ。とりあえず、買って読め。
もう狙ってるとしか思えない表紙です。眼鏡っ娘だし、たくし上げたスェットから覗く、腰の括れといい、背中といい。お尻の形だってパーフェクトです。素晴らしい。
ちなみに表紙は鶴巻和哉が描いています。エヴァンゲリオンの副監督って知識しかなかったけど、この人はこんなエロい絵が描けたんだと。
表紙だけでなく内容も面白かったです。
変態的で。
お兄ちゃんは私に指一本触れません。二段ベットの上と下で、私とお兄ちゃんはいつも別々に眠ります。私たちは本当にいろいろなことに気づかないふりをしなければいけません。悪くない目にかけている眼鏡のことや、色気のないスェットのことや、いろいろ。気づかれていないふりも上手にしなければいけません。
内容を簡単に言ってしまうと、素直になれない不器用な2人が、ものスゴいおかしい理由で一緒にいようとするお話です。
女の子はあの手この手で、お兄ちゃんの目を引こうとするんですけど、それが普通に考えてあり得ない。お兄ちゃんはお兄ちゃんでそのことを知っていて、知らないふりをして、女の子の思惑どおりに行動する。それもこれも2人一緒にいるためなのです。
そして、2人だけでその関係を維持できれば良かったのですが、物語ですからそうは問屋が卸さない。第三者の介入によって気付かされてしまったときに、やっと2人は素直に向き合うことができるのです。
なんか感想書いてて、本当にこれは純愛小説なんじゃなかろうかと思い始めてる自分がいます。恐ろしい。
ちなみに、お兄ちゃんって出てますけど、血は繋がってません。王道ですが素晴らしい。妹属性の人は是非。
眼鏡属性の人にももちろんオススメです。
最後はハッピーエンドで、これもまた素晴らしい。
ダヴィンチで連載していたみたいなんですけど、気付きませんでした。ダヴィンチはもう5年くらいずっと毎月買っているというのに。基本的に連載小説は読まないことにしているからなんでしょうけど。これからは読むようにしようかなとか。しないだろうけど。
これを読んでいて、谷崎潤一郎の『鍵』を思い出しました。シチュエーションがそんなに似ているってわけでもないんですけど、なんとなく。『鍵』も今度読み直してみましょう。
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