感想: 2008年3月アーカイブ
感想 さくらシュトラッセ
友達の紹介でプレイしました。もともと評価の高い作品なので目はつけていたのですけど。
んで、良作だと思います。立ち絵も豊富だし、演出も上手い。テキストも2chに毒されているけど、コミカルで面白ったです。サブキャラ、特にクラウディアとか良い味が出てました。
でも長い。フラグが立った後が長すぎる。いったいいくつ山場を用意してるんだと。終わりが見えない。エロゲなんだからもうちょっとサクっと終わらせようぜー。
あと、ルゥリィシナリオが個人的に納得がいってないです。だって獣姦だし。もうちょっと詰めてくれればよかったですね。倫理的な問題を多分に抱え込んでると思いますが、獣姦よりはマシでしょうに。
ちなみに、かりんシナリオは最後までできませんでした。なんか生理的に。
感想 そして明日の世界より―
日常の中、世界というものに思いを巡らせる事は余りない。
プロローグの最初の1行でもう引き込まれました。
その後、ぶっ続けて、全部のシナリオプレイして、ノーマルエンド見て、アフターも見ました。
間違いなく名作。これを名作とするならば、今まで名作認定した作品は良作もしくは凡作と言わざるを得ないくらいの名作です。
とりあえず泣きたい奴はやっておけ。
どのシナリオも素晴らしい。特にノーマルエンドからアフターシナリオのコンボに涙腺が耐えられる人はいないと思います。
シナリオはF&C奇跡の名作『こなたよりかなたまで』の健速です。この前出版したライトノベルはちょっと残念でしたが、これは健速らしい素晴らしい出来です。
この人は死生観を書かせると抜群に上手いですね。
3か月後に死んでしまうけど、そんなこと知ったことかっ!とこれまでの日常を取り戻そうとする過程にいろいろ考えられます。自暴自棄になったり、いろいろと自分にとって大切なものに気づいたり、自分を囲む世界がとても素晴らしいものだと気づいたり……
とまぁ、シナリオべた褒めですけど、他の要素もしっかりしてました。音楽もとてもゲームにマッチしてましたし、絵、これは人を選ぶかもしれませんけど、乳の描き方はとても良かったです。特に微乳の描き方に愛を感じました。(『びにゅう』を『微乳』と一発変換したATOKに職人の魂を感じました)
いつもながらエロシーンは冗長だと思ったところもあるのですけど、エロゲだしなぁ。でも、おっきなお友達はこういうゲームにたいしてエロはもとめてないと思うのですが、どうなんでしょう。やっぱり、これは作り手としての意地なんですかね。
しかし、こういう素晴らしいゲームをプレイして、心地よい読了感に浸っている間は良いのですが、ふとゲームの内容に比べてあまりにもみすぼらしい自分の現状に気づいてしまうと、なんともいえないやるせなさを感じてしまうのは、とても残念です。
感想 遥かに仰ぎ、麗しの
2か月ぐらい前にプレイして書いてなかったので。
シナリオが本校系と分校系でライターが違ってて、全く別のゲームになっています。巷の評価では、本校系は名作って言われているのですけど、分校系も良かったです。ただ、本校系が好きな人にはキツイ内容だったかもしれません。エロイし。ちょっと鬼畜陵辱系を彷彿とさせるような感じもあったので。
というのも、本校系を手がけたのが、この前紹介した『そして明日の世界より―』の健速で、この人の書くシナリオは前向き、青春、優しい、エロ少なめって感じで、万人受けすると思うのですが、分校系を手がけたのが丸谷秀人で、この人って『女郎蜘蛛』のシナリオ書いてるんですよね。『女郎蜘蛛』って緊縛陵辱ゲームなんで、あー納得って感じです。作品のベクトルとして健速の本校系と同じような向きではあるんですけど、エロいし、表現も優しくない。特に榛葉邑那のシナリオは途中で投げ出したくなるくらい痛々しかったです。最後はハッピーエンドなんですけど。
ちなみに、『女郎蜘蛛』のシナリオは個人的に名作殿堂入りしてます。もう10年以上前の作品ですけど。
両者ともに好きなライターだったので、個人的に名作としておきたいところです。しかし、個々のシナリオではどれも高レベルなのは確かなのですが、全体の作品の出来を考えた場合、ライターが複数いるのはやっぱり雰囲気が違ったり、微妙に設定が違ったりと違和感があり、残念です。
絵とか音楽については、特に指摘することもなく高いレベルでまとまっていて良かったです。
感想 吸血奇憚 ドラクリウス
感想 乱暴と待機
詳しい話は後だ。とりあえず、買って読め。
もう狙ってるとしか思えない表紙です。眼鏡っ娘だし、たくし上げたスェットから覗く、腰の括れといい、背中といい。お尻の形だってパーフェクトです。素晴らしい。
ちなみに表紙は鶴巻和哉が描いています。エヴァンゲリオンの副監督って知識しかなかったけど、この人はこんなエロい絵が描けたんだと。
表紙だけでなく内容も面白かったです。
変態的で。
お兄ちゃんは私に指一本触れません。二段ベットの上と下で、私とお兄ちゃんはいつも別々に眠ります。私たちは本当にいろいろなことに気づかないふりをしなければいけません。悪くない目にかけている眼鏡のことや、色気のないスェットのことや、いろいろ。気づかれていないふりも上手にしなければいけません。
内容を簡単に言ってしまうと、素直になれない不器用な2人が、ものスゴいおかしい理由で一緒にいようとするお話です。
女の子はあの手この手で、お兄ちゃんの目を引こうとするんですけど、それが普通に考えてあり得ない。お兄ちゃんはお兄ちゃんでそのことを知っていて、知らないふりをして、女の子の思惑どおりに行動する。それもこれも2人一緒にいるためなのです。
そして、2人だけでその関係を維持できれば良かったのですが、物語ですからそうは問屋が卸さない。第三者の介入によって気付かされてしまったときに、やっと2人は素直に向き合うことができるのです。
なんか感想書いてて、本当にこれは純愛小説なんじゃなかろうかと思い始めてる自分がいます。恐ろしい。
ちなみに、お兄ちゃんって出てますけど、血は繋がってません。王道ですが素晴らしい。妹属性の人は是非。
眼鏡属性の人にももちろんオススメです。
最後はハッピーエンドで、これもまた素晴らしい。
ダヴィンチで連載していたみたいなんですけど、気付きませんでした。ダヴィンチはもう5年くらいずっと毎月買っているというのに。基本的に連載小説は読まないことにしているからなんでしょうけど。これからは読むようにしようかなとか。しないだろうけど。
これを読んでいて、谷崎潤一郎の『鍵』を思い出しました。シチュエーションがそんなに似ているってわけでもないんですけど、なんとなく。『鍵』も今度読み直してみましょう。
感想 戦国ランス
戦国ランスです。実はランス7です。でも、ランスシリーズとしては9作目です。ランスの第1作が平成元年に出たんで、20年近く続いてるシリーズです。エロゲでここまで続いてる作品はこれだけです。
それだけにファンも多くて、とても期待されている作品で、アリスソフトとしてもとてもプレッシャーがかかったのだと思いますが、見事に期待に応えてくれました。
名作です。面白い。
とりあえず正史が追えれば良いとおもっていたので、正史ルートだけクリアしました。
シナリオは割と王道なんですよね。ランスが好き勝手やって、大変なことになってしまうんだけど、それを力業で解決するっていう流れです。
今回はジャパンで天下統一を目指すことになるんですけど、関わる女の子は手当たり次第手を出すし、好き勝手なことをしてシィルを困らせるのは相変わらず。
途中でシィルと離れ離れになって、ランスが普段は奴隷として酷い扱いをしてるんだけれど、実はシィルのことを凄く大事にしているっていう描写があるのも相変わらず。この描写が見たくてプレイしてるようなものです。
ランス4ではシィルが死んだと勘違いしたランスが自分も死のうとするし、鬼畜王ランスではシィルが死ぬともう大変なことになります。そういうところが、やりたい放題なランスに人間味を与えて微笑ましくしてるんでしょうね。
で、今回はそれが解決しない。シィルが氷り漬けのまま、ランスが1人でシィルを溶かす技術を求めて旅に出るってところで終わってしまったんですけど、これで良いんでしょうか? 結構、前向きなエンディングだったんで、次作への布石かなぁとも思ったんですけど、溶かすことができるなら溶かしてあげたいですね。
シィルが行動不能のままランス1人で旅に出るってのはシリーズでは初めてです。たぶん。
とにかく、次回作が楽しみです。
ちなみに香姫の扱いがかなり酷いので、ロリ萌えの人は注意が必要です。アリスソフトは報われないキャラには容赦ないシナリオ書きますからね。
私は軽く凹みました。
感想 ゆのはな
感想 Scarlett (スカーレット)
とてもテンポが良い作品で、すいすいとプレイすることができました。話が場面ごとに細かくチャプターとして分けてあって、中断しやすかったのがよかったです。チャプターの開始時に前のチャプターのあらすじがでますし。最近、ゲームに対して集中力が持続しない私には特に便利でした。
内容は、非日常に憧れる主人公が、非日常に身を投じて、日常に帰ってくる話です。
その身を投じる先が、高級諜報家というのが活躍する謀略策略の満ちた世界で、高級諜報家が何をしているのかというと、裏で世界の情勢を作っているとのことです。大統領の決定も総理大臣の決定もどこぞの王様の決定も、本人の意志ではなく、この高級諜報家が決めているのです。(日本の総理大臣なんて本当にたいしたことなさそうですけどね。今の政権見てますと。)プレイしてて、『ジーザス』の24のラスボス(名前忘れた)を思い出しました。
元々、こういう裏でいろいろやってますよーというスパイ物の話は好きなのでとても楽しめました。よからぬ企みが上手くいってしまったりすると、嬉しくなったりしますよね。そんな感じです。
話もとても丁寧に作られてるという印象を受け、綺麗にまとまっていたと思います。文句なしに万人にお勧めできる作品じゃないかと思います。PS2に移植されるので、気が向いたらプレイしてみるのも良いでしょう。
それと、関係ないんですけど葉山美月の声がどこかで聞いたことがあるなと思ったら『処女はお姉さまに恋してる』の鏑木瑞穂役の人だったんですね。名前を覚えました。
感想 蒼海の皇女たち
パッケージの絵がアレですが、プレイしてると気にならなくなります。というか、むしろこれがアリに思えてくるから不思議です。それでも、メリーカの横顔はマッチョすぎると思いましたけど。
エロシーンでは、女の子の肉付き、モザイクの付け方、そしてSEと、エロく魅せることに対して職員の気概を感じました。
とてもエロゲーらしかったです。
シナリオですが、戦争の話で、主人公は潜水艦の館長なんですが潜水艦とは渋いですね。よく分からないんですけど、物語中で天測してたんで、イメージとしては第二次世界大戦くらいの戦争がモデルになってるんでしょうか。
その潜水艦が、主人公以外の乗組員が全員女性で構成されてるわけです。国のプロバガンダですね。そういうことをしなくちゃならないってことは負け戦です。エロゲなんですけど、真面目に戦争してました。祖国のために、だとか、生きて祖国に帰るんだ、とか。
全9章構成なんですが8章の行動でエンディングが決まるというほぼ一本道のシナリオした。フルコンプしやすいのは、好感が持てるのですが、エンディングが薄すぎたかなぁと。そこだけが残念です。
良作だったと思います。
感想 暁の護衛
個人的に名作認定。
面白かったです。1日でフルコンプしました。
絵についてはもう言うことはなしです。立ち絵もイベントシーンも総じてレベルが高いです。
声優もなかなかで、特にツキと妙の声は良かったです。
ぶっちゃけていうとシナリオ以外はすべてレベルが高かったと。
そのシナリオですが、まず公式サイトの主人公の設定が凄い。まるで中2病を具現化したような主人公です。
朝霧海斗
本編の主人公で、一年前ボディーガード訓練校に入学した出身不明の生徒。一人でいることを好み、不真面目、無愛想であるためボディーガード仲間の間ではあまり評判が良くない。成績も下の下だが、実際は手を抜いているだけである。学習能力がズバ抜けて高く、意欲的に学んだことは忘れない。ひっそりと筋力トレーニングしていたりする。元来口数は少ないが、騒がしい二階堂家にやって来て、徐々に変化していくことになる。過去に重い罪を幾つももつが、それを隠し今を生きている大人びた青年。
思わず失笑してしまいましたが、そこまで酷くありませんでした。というか、シナリオが軽くて、厨設定を活かしきれてないような感じです。
それがかえって良い方向に働いて、プレイしやすいゲームになっていると思いました。
プレイしているときに、今後の展開を予想しながらプレイしているのですが、このゲームについては、予想すること予想することがすべて的中し、私の思い通りの展開になってくれたので面白かったです。
特に痛い山場もなく安心してプレイできるところも、非常に私好みでした。
特筆すべきは日常パートで、主人公と他キャラとの掛け合いがとても面白かったです。それだけでもプレイする価値はあるかと。
(2008年3月31日追記)薫についてはエロシーンが欲しかったです。男装だから。
感想 MagusTale ~世界樹と恋する魔法使い~
やはり佐本二厘の声は良い。
普通の学園ラブコメな萌えゲーでしたけど、それだけのためにプレイしました。
全員攻略しないあとTrueが見れないという、大嫌いなパターンでしたが、ヒロインが佐本二厘だったので頑張りました。
そんなことを言ってると声だけかよって感じですけど、まぁ、私からすれば本当に声だけで、批評空間でそこそこの評価に加えて佐本二厘が出てたからやっただけなんですけど、シナリオも抑えるところは抑えていて、プレイヤーを悶えさせるには十分だったんじゃないかなと思います。
無難な良作かと。








