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感想: 2008年5月アーカイブ

感想 ランボー 最後の戦場

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ランボー観てきました。

今更言うほどのことでもありませんが、子どもの頃からスタローン大好きなんです。スタローンは良く演技が下手だと言われますけれど、60過ぎても、身体を鍛え上げ、映画に出演しようとする心意気には頭が下がります。

さて、実に20年ぶりのランボーですが、とりあえず凄かったです。圧倒されました。

今回はリアルさを追求し、その所為でR-15になってしまったそうですが、15~20歳までの人は是非観て貰いたいなと思いました。

舞台はミャンマーなんですけど、ご存じのとおりミャンマーは長いこと軍政が続いており、血なまぐさい話をよく耳にはするのですが、実際の映像ではなかなか観る機会がありません。そんなところに、映画の冒頭にミャンマーの紹介が入るんですけど、実際の写真や映像(こういったやつ)が使われていて、いきなり戦争の現実を突きつけてくれます。

映画のほとんどが戦闘シーンなんですけど、個人的に『プライベート・ライアン』のノルマンディー上陸作戦を超える凄惨さでした。首が飛ぶわ、足は千切れるわ、胸に風穴が開くわで本当にもう目を背けたくなりました。

前作までのランボーはエンターテイメントだったと思うんですけど、今回は楽しむための映画というよりは、戒めみたいなものを感じました。

それでもやっぱり観て良かったなと思います。戦争はやっぱダメだわ。

映画「ランボー 最後の戦場」公式サイト

感想 とある飛空士への追憶

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とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い) (ガガガ文庫 い 2-4)

ネットでは名作の誉れ高いようで、タイトルからして、私的にはバッドエンドになるってわかっていたのに読んでしまいました。

一介の飛空士が次期皇紀のお嬢様を乗せて、単身戦線を突っ切るというお話です。

タイトルに”追憶”と出てる時点で、視点が飛空士のものであれ、皇紀のものであれ、第三者のものであれ、2人の恋物語は結ばれるはずもなく、終わった後は清涼な読後感が残るんだろうなぁと思わせてくれます。

事実その通りでした。

ハッピーエンド至上主義者の私としては、やはり2人に結ばれて欲しいところなのですけど、2人の身分と、その物語の世界の情勢を考えると、この終わり方がベストとしか思えなくて、作者にはしてやられたという気分です。

ライトノベルとしては、厚い方だとおものですけど、シナリオが1本気で脇道にそれず、戦闘シーンにとてもスピード感がありさくっと読めました。

感想 ロールプレイ

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ロールプレイ(スクウェア・エニックス・ノベルズ) (SQUARE ENIX NOVELS)

熱が下がらす、下痢も治まらず、やることもないので読書が進むこと進むこと。

さて、『ロールプレイ』を読破しました。表紙がアレ過ぎるので、外で読めなくて、ずっと放置してあったものです。いくらなんでも、表紙が萌えすぎだろう。

2時間くらいでテンポ良く読めました。

ライトノベルには、無条件に主人公を慕ってくれるヒロインが欠かせないなぁ、さてさて、どのようにしてラブラブで思わず目も背けたくなるような超絶破廉恥空間な展開をしてくださるのかと思いきや、全然そんなことはなく、表紙の萌え具合とは裏腹に結構凄惨なお話であったような気がします。

西尾維新の戯言シリーズの主人公に、『デスノート』の八神月が加わった感じの主人公でした。主人公が嘘吐きなんで、できるだけ裏を読んでストーリー展開を予想していたのですが、全然真相にはたどり着くことができませんでした。そういった意味では面白く読めました。読み手としては、予想が的中し作者を出し抜きたい気持ちもありますが、やはり読者の想像は裏切られてほしいものです。

余談ですが、殺される側が殺されることを納得していれば、その殺人は赦されるものなんだなと感じました。法律上は全然そんなことはないのですが、読者の良心に訴えるのであれば、それは十分にアリなんですね。

そういえば、中学生だか高校生の頃に読んだ作品で、主人公の恋人がやむにやまれる理由により、殺人を犯してしまって、主人公としては『赦される殺人もある』って感じで恋人を引き留めるんですけど、恋人は結局自首してしまって、刑期を終えて帰ってくるまで待ってるっていう話があったようななかったような。

感想より余談の方が長くなってしまいました。

感想 サクリファイス

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サクリファイス

ただ、あの人を勝たせるために走る。

それが、僕の全てだ――。

本屋大賞第2位となった作品です。

ロードレースというマイナースポーツを扱った作品が、こういった賞にノミネートされ、ましてや入賞までしてしまうとは、なんちゃってロードレースファンとしても嬉しい限りです。

ロードレースの魅力はなんといっても馬鹿であることに尽きると思います。

面倒なので、本文をそのまま引用しますけど、

世界でいちばん有名なレースであるツール・ド・フランスでは、三週間にわたって、一日百五十キロ以上の距離を走り続け、その間、何度も峠を越える。総走行距離は三千キロを超え、高低差は富士山を九回上り下りするのに匹敵する。しかも、二日ある休養日を除けば、一日たりとも休むことを許されない

んですよ。

すごい馬鹿でしょう。何この冒険野郎達って感じになるでしょう。

あと選手達の人間臭いこと。

今日、自転車の納車だったのですが、私が行ったときはまだ組み立て中で、終わるまで店内で、今実施してるジロ・デ・イタリアの中継を観ていたのですが、選手が、レース中だというのにも関わらず応援に駆けつけた自分の親族(父親?)と抱き合い、自身が獲得した山岳賞ジャージを渡している映像が映し出されていました。他のスポーツだったら考えられないことです。店主曰く「こういうのあるからロードレースは良いんだ」とのことですが、全くその通りです。

さて、ロードレースの魅力を語ると切りがないのですが、良いことを思いつきました。とりあえず、この本を読んでください。

ロードレースにおけるエースとアシストという選手の存在が、日本ではなかなか理解されないようですけど、この作品は、それに対する明確な答えになると思うのです。

こういった考えは集団主義の日本だと結構なじむものだと思うのですけど……